きゅうくろさわけじゅうたく
旧黒澤家住宅
国指定重要文化財
徳川氏が江戸に幕府を置いた時、現在の上野村・神流町(旧万場町・旧中里村)、旧美原村の一部は幕府の天領となり、山中領として27代の代官が支配しました。山中領は上山郷・中山郷・下山郷の三郷に分けられ、黒澤家は代々上山郷の大総代を務めた旧家でした。
当時、上山郷には鷹の保護地区が27か所指定され、毎年、将軍家に「鷹狩り」の巣鷹を献上していました。黒澤家は代々、その御林守として御巣鷹山の管理にも当たりました。
歴史を感じるたたずまい
旧黒澤家住宅は19世紀中頃の建築と考えられており、二階は養蚕のために使用されていたため広い板の間となっています。
時代劇などでよく見る、代官が使用する「おしらす」もあり一般の農家とは違う造りを感じられます。
4つの続き間となっている奥座敷には、表と裏面で別々の柄となる透かし彫りが施された欄間があります。
住所 | 上野村楢原200 |
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電話 | 0274-59-2657(上野村教育委員会) |
料金 | 大人300円/小中学生100円 ※20名以上は団体料金 大人200円/小中学生80円 |
開館時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 水曜日(水曜が祝日の場合は翌日) |
最寄のバス停 | 日本中央バス奥多野線”学園入口”より徒歩2分 |